社内では陸上界の代表

最近ずっと考えていたことがあります。自分が勤務する会社の人たちが思っている陸上選手のイメージってどんなものだろうということです。
当然のことですが、私たちが与えたイメージが陸上選手のイメージです。会社の人たちはよほど好きな人でない限り、他の陸上選手のことは知りません。当然ながら「陸上選手=会社の陸上部員」となります。会社の陸上部の選手を見て「すごい」と思えば「陸上選手はすごい」となるでしょうし、逆に「大したことない」と思えば「陸上選手は大したことない」となります。我々は社内では「陸上界の代表」です。
陸上競技マガジン3月号の「為末大、頂上への道のり」という記事を読んでいたら、次のような記述がありました。レベルは大きく違いますが、視点は同じだと思います。

何人かのトップ選手の行動、発言を受け取って、陸上界のイメージが形成される。この中の一人になったことが思いのほか私にはプレッシャーだった。

一企業の中での陸上選手のイメージに対してそれほど気を遣う必要はないのかもしれません。しかし、一企業の中で陸上選手のイメージが悪くなれば、人が入れ替わるま陸上部を強化しようという考えは浮かびません。つまり陸上選手の受け皿が増えるチャンスを失うわけです。
ただ逆の視点で見れば、我々は「陸上界では社内の代表」となるわけです。チームや選手がしっかりしていれば、会社もしっかりしていると思われるかもしれません。逆にチームや選手がだらしなければ、会社も駄目だと思われるかもしれません。