チームマネジメント

コーチング・クリニック2005年4月号の特集は「チームマネジメント」でした。気になったので、少しですが読み直してみました。
チームの人間関係や、モチベーションというのは難しい問題です。
人間関係を良好にするには話をよく聞いて不満を解決する、その人のタイプに合わせた対処をする、など一般論での解決方法はありますが、そんなに簡単なものでもないと思います。人間関係というのは、感情的な問題も含んできますし、そもそも人間の相性というものもあります。出身地による文化の違いもあるでしょう。
また影響力が大きい選手がいて、その選手とスタッフの関係が悪かったりしたら最悪です。その選手に影響を受けた選手とスタッフの関係がどんどん悪くなっていきます。

人間関係が悪くなるとモチベーションも落ちていきます。嫌な人がいると思うと練習に行きたくなくなるとか、スタッフに言いたいことを言えないとか。
逆にモチベーションが低いと人間関係が悪くなるという場合もあります。モチベーションが低いため、練習態度・生活態度が悪くなる。それを咎められ、人間関係が悪くなるという場合もあります。

チーム内の人間関係を良好に保ち、モチベーションを上げていくにはどうしたらいいのか、本当に難しいと思います。多くの指導者が悩んでいると思います。
ただ一つ大切だと思った部分は、選手間は基本的に「優しさ」を持って接する、「厳しさ」が必要な部分はスタッフが対応するという部分です。こうしていかないと、人間関係がうまくいっていない選手、問題行動を起こす選手の逃げ場がないと思います。