都道府県男子駅伝・岐阜県

NHKロードレースオンラインにはチーム紹介が掲載してありました。岐阜県の紹介では次のように記載されていました。
チーム編成・練習などで苦労した点:岐阜には強い実業団チームがいないため、一般の1名はふるさと選手、もう1名は大学生に頼るしかない。大学生の選考に苦労しました。
岐阜県内の実業団チームに所属した身としては悔しいですが、事実なので仕方ありません。岐阜県内の実業団チームとして期待に応えられなく申し訳ないという気持ちもあります。
しかし、実業団の強化は簡単ではないという思いもあります。簡単ではない理由はたくさんありますが、最も大きい部分は「給料をもらって働くということは厳しいことであり、十分な練習時間と環境を簡単に与えてくれるほど、会社は甘くない」ということです。会社がけちだということではありません。一般的には給与の3倍ほどの人件費が社員にかけられていると言われています。それだけの働きをしようと思ったら、定時内にしっかり働くことはもちろん、必要なときは残業・休日出勤をし、時には出張して働くことも必要となります。(もちろん残業、出張にはそれなりの手当も出ますが。)それにも関わらず時間をもらって走るには、会社の理解、すなわち陸上競技にはそれだけ時間、お金を与える価値があることを認めてもらうことが必要です。そしてそれに見合う結果を出す必要があるということです。